料理レシピ/ボブとアンジーブログ 旅とレシピと太五郎〜ヨーロッパの家庭料理レシピ〜

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2007年09月21日

ギリシャの串焼きとディップ「スブラキとサジキ」


【中:アテネのアクロポリスにて・左右:ミコノス島にて】

前回のミックススパイスを使ってギリシャの料理を真似してみます。

ギリシャに行ったのはオリンピックが翌年に控えた2003年。調べれば調べるほど見どころがありすぎて、キプロスやトルコとあわせるどころか、ギリシャだけでもまわりきれないほど。エーゲ海の島巡りとメテオラの修道院、そしてアテネにしぼって旅してきました。

ヒースロー空港の待合スペースでグーグー寝たりしながらブリティッシュエアウェイズとエージアン航空を乗り継ぎ、日本を出て丸1日近くかけてクレタ島に到着。空港に降り立って見える風景に、これがジュディ・オングが歌った海か!とその青さが心に残りました。ろくに泳げないのに行く島々でビーチに通い、ピークシーズンを過ぎた9月だったこともありゆったりと過ごすことができ天国のようなところでした。


料理はシンプルで素材のおいしさが引き立つものが多かったです。特にキュウリ・トマト・ピーマン・オリーブなどのサラダは、オリーブオイルとビネガーのドレッシングにフェタチーズをのせただけなのに、野菜がとてもおいしくたっぷり食べることができます(写真左はフェタチーズを焼いたサガナキ)。旅行中は野菜が不足しがちですが、ギリシャ旅行では心配なし。そして愛しのタコ!涼しくなった夜にレストランのテラス席で、タコ足を炭火焼きにしたものにレモンを搾って食べたときは至福の時でした。

今回は肉や野菜の串焼きスブラキと、ディップとしても食べられるヨーグルトサラダのサジキです。


●材料(4-5人分)
【スブラキ】
豚肉 1kg(お好みの部位、今回はモモ600g・ロース400g)
ミックススパイス 適量
オリーブオイル 適量(オイルスプレーがあると楽です)

【サジキ】
プレーンヨーグルト 500g
にんにく 2かけ
キュウリ 2本
白ワインビネガー 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
白胡椒 適量
塩 適量

●作り方
【スブラキ】

(1)
豚肉は3-4cm角のブロックに切り、金串を打ちます。
オリーブオイルをスプレーで吹き(または刷毛や手で塗り)、ミックススパイスをまんべんなくふります。
(2)
ガスコンロのグリルで全面が焼けるようにかえしながら(1)を焼きます。
途中、肉の表面が乾かないように様子を見ながらオリーブオイルをスプレーで吹きます。(または刷毛で塗ります。)
火が通って表面がこんがり焼けたら出来上がりです。

【サジキ】

(1)
ざるにペーパータオルを敷いた上にヨーグルトをあけ、ボウルで受けて30分ほど置き水を切ります。
(2)
キュウリの皮をむき、粗みじんに切ったら塩もみします。
しんなりしたら水洗いして搾り、よく水気を切っておきます。
(3)
にんにくはみじん切りまたはすりおろしておきます。
(4)
(1)に(2)と(3)を入れ、白ワインビネガーとオリーブオイルを加えて混ぜます。
塩と白胡椒で味を整え、冷蔵庫に数時間置いて味が馴染んだら出来上がりです。
※好みでディルやフェンネルシードをのせてもいいと思います。


セロリをオリーブオイルとレモン汁でさっと和えたものとトマトをつけあわせました。ギリシャではフライドポテトやピタパンがつくことが多かったです。スブラキのソースとしてサジキを使うとさっぱりと肉を食べることが出来ます。簡単に作ることが出来て、見た目もボリュームも豪快なのでパーティにもいいでしょう。


ミコノス島ではヌーディストビーチにも行きました。空いてる方へ空いてる方へと進みビーチで横になっていると、まわりに居るのはアポロン像御一行様といった御仁ばかり、まるでギリシャ神話のような様相です。ビーチは専門によってサイドがわかれており、私が辿り着いたのはどうやら「男性専門サイド」だったようです。かといってその場から離れるのも不自然で、少々落ち着かない時間を過ごしつつ、夕方になって人がいなくなってきたタイミングを見計らい、30分くらいのヌーディスト経験をしました。見知らぬ土地の美しい海で夕陽の中を裸で過ごす時間…生まれ変わるような気分でした。

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2007年09月14日

ルーマニアで買った「ローストポーク用ミックススパイス」


【旅先にて。民主化前後の雰囲気が混ざり合うブカレストの街。】

今回はルーマニアのスーパーで買ってきた調味料の再現に挑戦します。

家庭料理が好きな私は,旅先で市場やスーパーマーケットの見物によく出かけます。地元の日常的な食や生活が見えてくる風景はなかなか飽きず,ついつい観光地よりも長い時間を過ごしてしまいます。日本では見かけないような珍しい食材や面白いデザインの品物も多く,お土産探しにもいいのではないでしょうか。

ルーマニアに心惹かれるようになったきっかけは,トニー・ガトリフ監督『ラッチョ・ドローム』という映画を観てロマ(ジプシー)の音楽を好きになったことです。熱が高まったのはちょうどレゴランド・ドイツがオープンした2002年,これはついでに行けるなと考え,レゴランド・ドイツからハンガリーのブダペスト,そしてルーマニアを周遊,ブルガリアのソフィアを経由して帰国するコースで旅しました。

ルーマニアでは世界遺産の修道院やドラキュラ伝説の城を巡りました。国鉄の切符が手書きで発券される・駅前に馬車が走っている・車道を牛の群れが横切るなどなど,とてものどかな農村風景がひろがっていました。

地方だけでなく,首都のブカレストでも馬車が走っているのをみかけました(写真は道路に立っていた馬車を示す標識,よくわかりませんが馬車通行可という意味?)。

このように農業国だけあって農畜産物がおいしく,スパイス・ハーブ使いがいい具合に効いた肉料理が印象に残りました。それならば市販のスパイス類も美味しいはずと,ブカレストでスーパーマーケットを見物。

言葉は話せなくてもこんにちは・ありがとう,そして食に関する単語は覚える主義の私,陳列棚で目についたPorc=豚という表示に目を引かれてこの瓶を手に取りました。

ラベル表には"Porc / Amestec de condimente pentru friptura de"とあります。英語では"Pork / Mixture of spice for roaste of"という意味になります。

もう使い切ってしまいましたが,豚肉にふりかけてローストポークなどをつくるととても美味しくでき上がるので,いつか再現したいと企んでいました。さてラベルの成分表示をみながらルーマニア語-英語のオンライン辞書で調べてみると…piper=胡椒,sare=塩,usturoi=にんにく,chimen=キャラウェイ,coriandru=コリアンダー,boia=パプリカ。どれも日本で簡単に入手できる素材,あとは記憶を頼りに再現です。

●材料
・岩塩・・・・・・・・・・・・・小さじ2
・ガーリックチップ・・・・小さじ2
・黒胡椒ホール・・・・・・小さじ2
・キャラウェイシード・・・小さじ2
・コリアンダーシード・・・小さじ2
・パプリカ粉末・・・・・・・小さじ2

写真は上から時計回りに岩塩,ガーリックチップ,黒胡椒ホール,キャラウェイシード,コリアンダーシード,真ん中がパプリカです。

●つくりかた
・スパイス類をすべてミルにいれて挽く,以上!

見た目・香り・味ともに記憶どおり,これなら豚肉を美味しく味付けできそうです。

※ミルが無い場合や面倒な場合は,最初から粉末になっているスパイスを使ってもいいと思います。

※岩塩を除いておくと用途によって塩分調整がしやすくなります。

この旅では,知人からの「東欧の岩塩を買ってきて欲しい」というリクエストに,ブルガリアはソフィアのスーパーで岩塩を2kgも買ってしまいました。他にも調子に乗っていろいろ手を出したので,ブルガリア出国からロンドンでのトランジットにかけて荷物が重い重い!大変な思いをしました。私だけかもしれませんけどスーパーには要注意です。

今回は料理レシピというには物足りませんが,次回はこのミックススパイスを使った豚肉料理をご紹介したいと思います。

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2007年09月04日

ポルトガルのタコご飯「アローシュ・デ・ポルボ」


【旅先にて。世界遺産・ポルト歴史地区】

初回のレシピは愛する国ポルトガルのタコを使った料理です。

2001年、スペインのついでにリスボンに2泊だけ滞在し、初めてのポルトガルに惚れ込みました。その気持ちを確かめるためにも2004年に再度訪問…想いは確かでした。ポルトガルは世界でもあまり多くない、タコを食べる国。私は生き物としても食材としてもタコが大好きで、どうも食を愛せる土地を愛してしまうようです。

この旅行では、テレビ番組で観て行きたいと思っていたレストラン、ポルトガル北部の都市ポルトにある「CASA ALEIXO (カーザ・アレイショ)」にも行きました。

このお店の名物は「Filetes de Polvo (タコの天ぷら)」に「Arroz de Polvo (タコご飯)」を添えたもの。ポルトガルではお米を使った料理が多く、鴨肉と炊き込む「Arroz de Pato」やアンコウの雑炊「Arroz de Tamboril」のように「Arroz de ○○=○○の米」という名前がついてます。雑炊風に仕上げるものもありますが、ここの「Arroz de Polvo」はパラパラした炊き込みご飯という風情。

これを参考にして、日本の米を使って、より炊き込みご飯っぽく作ってみました。もちろん炊飯器でも炊けますが、今回は鍋で炊く方法を紹介します。蓋ができる厚手の鍋があれば簡単に炊けるので覚えておくと便利だと思います。

●材料(6-7人分)
タコ(刺身用)・・・・・400g
タマネギ・・・・・・・・中1個
にんにく・・・・・・・・・1かけ
米・・・・・・・・・・・・・・5合
赤ワイン・・・・・・・・・200ml
炊飯用の水・・・・・・タコの煮汁の残りとあわせて900ml
塩・・・・・・・・・・・・・少量(タコの塩加減によって調整)
カイエンヌペッパー・少量
オリーブオイル・・・・大さじ4-5杯

●作り方
(1)タコは水洗いしておきます。タマネギとにんにくはみじん切りにします。

(A)
・鍋にタコを入れ、分量の赤ワインと水(分量外)をタコがひたひたになるまで加えて、中火でアクを取りながら煮ます(※1)
・煮汁が煮詰まったらタコをとり出し、ぶつ切りにします(煮汁は米を炊くときに使います)

(B)
・鍋に分量のオリーブオイルを加えて、みじん切りのタマネギとにんにくを弱火で炒めます。
・タマネギが透きとおって軽く焦げ目がついたら米を加えて炒めます。
・米が透きとおったら火を止めます。

(C)
・Aで残った煮汁と水をあわせて米と同じ分量にします(ここでは900ml)

(2)
・Bの鍋にAとCを加え、カイエンヌペッパーを少量ふり入れます(※2)
・30分程度置いて吸水させます。

・鍋に蓋をして、中身が沸騰するまで強火にかけます(10分程度、蓋のすき間から蒸気が出るのが目安)
・沸騰したら、火を弱めて15分間ほどごく弱火にかけます。
・15分経過したら、数秒間強火にしてから火を消します(おこげをつくります)
・そのまま蓋をとらずに15分ほど蒸らします。

・蒸らしあがったらしゃもじで切るようにかき混ぜ、味をみて塩加減を調整します。
・盛りつけてできあがりです。

※1 今回はすでに茹でてある刺身用のタコで作りましたが、生のタコを塩もみしてぬめりをとり、めん棒などで叩いてから煮るとタコがもっと柔らかく仕上がります。
※2 炊飯器を使う場合はAとBと残った煮汁を内釜に入れ、炊飯器の規定量まで水を加えて炊きます。

この旅行ではポルトガルの前にモロッコに滞在したのですが、実は生オレンジジュースが原因でひどくお腹を壊してしまいました。しかし、ポルトガルを喰い尽くさずに帰国できるか!と、駅で長距離バス停留所でカフェでデパートで…トイレをハシゴしながら意地で食べ歩きました。その成果は次回以降にも紹介していきたいと思います。

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旅とレシピと太五郎(だいごろう)〜ブロガー紹介

ブロガー太五郎だいごろう

太五郎(だいごろう)です、はじめまして!

旅と料理が趣味の30代男、会社員です。旅先でいろいろ食べ歩いてきたものを、写真に記憶にインターネットなどをたよりにつくってみるのが大好きです。自己紹介として、私が旅と料理に目覚めたきっかけを書いてみます。

母が料理する姿を傍らで(手伝いもせずに)眺めたりして、小さい頃から食材や料理にはとても興味をひかれていました。大きな出来事は学生時代にロンドン・パリ・ドイツと巡った初の海外旅行、初めてヨーロッパの食文化に触れ、また途中お金を騙し取られたりしながら、料理と旅の醍醐味に目覚めてしまいました。

就職してから年に1回程度ヨーロッパを中心に海外旅行をしていましたが、料理の方は台所の無い独身寮住まいで機会ナシ。しかし数年前に引っ越してルームシェアを始めまして、大きなキッチンのおかげで料理し放題な環境を得ました。

ルームメイツと自分の日頃の食事や友人を招いてのホームパーティを通じて、色々な料理をつくるようになりました。こういう経緯で「日本の家庭料理」と「ヨーロッパのローカルな家庭料理」が得意です。このブログでは、料理自体はそれほど難しくないけれど、日本ではちょっとだけ珍しく、そして気取らない雰囲気で楽しめるヨーロッパの家庭料理を紹介していきます。

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●太五郎(だいごろう)
お料理大好き30代日本男児。旅で食べ回り、家でも男の料理を楽しむ。日本の家庭料理(煮物や洋食等々いわゆるお母さん的なもの)やヨーロッパのローカルな家庭料理(特にポルトガルやギリシア料理が好き)が得意!

太五郎もMYページを活用中!