料理レシピ/ボブとアンジーブログ 旅とレシピと太五郎〜ヨーロッパの家庭料理レシピ〜

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ドイツ料理

ドイツはベルリン名物「カリーヴルスト」


【イエナの広場にて,美味しすぎて2本目を買うときに】

最初の海外旅行は1996年のロンドン・パリ・ドイツでしたが,ロンドンとパリは同行者がいたので,本当の一人旅になったのはパリ北駅でベルリン行きの夜行を待つところからでした。一人になった途端,最初にして最大の失敗をしでかしました。

待ち時間があったのでベンチに腰掛けドイツ語会話の本を読んでいました。そこにドイツ人のおっさんが話しかけてきました。

『ドイツに行くのか?』
「ベルリンから東の街をまわってフランクフルトまで行く」
『そこのマクドナルドで話さないか?』

と,怪しいなと思いながらもお腹も空いていたのでハンバーガーを食べながら話しました。

『パリでスリにあってしまってパスポート以外残っていない。明日の朝までにフランクフルトまで行かないといけないのだが,ちょっとお金を貸してもらえないか?フランクフルトで返すから。』

などと自分のパスポートを出して私に番号を控えさせ,

『○○という会社(世界規模の電機メーカー)で働いているのでフランクフルトにある会社の,この住所まで訪ねてほしい』

と言ってきました。ここで通貨換算を勘違いしていて,このくらいなら貸してもいいかもと思い,OKしてしまいました。

ATMまで行きキャッシングするところで気付きました…日本円で約4万円!やはり貸せないと伝えると『一度約束をしたのだから貸さなければならない』と凄まれます。自分でもビックリするほど英語が出てきて必死で言い返しますが,怖くなってきたのと出発の時刻が間近に迫っていたのとで,渡してしまいました。

そして2週間弱あとにフランクフルトを訪れ,教えられた住所には…デパートがありました。失意の中,デパートの案内に○○が入っているかを尋ねましたがもちろん入っていません。フランクフルトに来る電車の車窓から,2つ隣りくらいの駅に○○の工場が見えていたので,ダメでもともと行ってみました。ゲートにいた英語がほとんど通じない守衛のおじさんに,ドイツ語の単語羅列でなんとかこちらの意図を伝え,このおっさんが会社にいないか調べてもらいました。気の毒そうに「その名前の男はいない」と教えてくれました。こうして私の4万円は帰らぬものになりました…

さて,この旅行では一人レストランが出来なかったので,ドイツではIMBISS(インビス)という屋台で売っているソーセージか,トルコのドネルケバブばかり食べていました。IMBISSでは地域によって特産のソーセージを茹でたり焼いたりして,ソーセージよりも小さなパンではさんだり(写真),ポテトフライがつけ合わせになって売られています。私が特に気に入ったのは旧東ドイツの街イエナで出会ったもの(冒頭の写真),美味しそうな匂いがもうもうとした煙といっしょに立ち込めていて,思わず2本目を買いに並び,写真も撮らせてもらいました。

今回作るカリーヴルストはベルリンの名物で,ソーセージにカレー味のケチャップをかけたものです。ちょっと不思議なうま味のするものが多かったのでしょう油を使ってみました。なんとベルリンではカリーヴルスト博物館なるものができたそうです。

●材料(5-6人分)
・ソーセージ お好みの量
・タマネギ(みじん切り) 小1/2個
・カレー粉 大さじ1
・パプリカ 大さじ1/2
・バター 10g
・白ワイン 1カップ
・トマトケチャップ 1カップ
・しょう油 大さじ1/2

●作り方

(1)
・鍋に火をかけてバターを溶かしたらタマネギを炒めます
・タマネギが透き通ったら,カレー粉とパプリカを加えて香りが立つまで炒めます
・白ワイン,ケチャップ,しょう油を加えて,焦げ付かないように混ぜながら煮ます
・ケチャップと同じくらいのとろみになるまで煮詰めます

(2)
・ソーセージは太さの半分くらいまで切り込みを入れます
・フライパンにうすく油をひいて弱火でじっくりと焼きます

(3)
・(2)に(1)をかけて,カレー粉をふりかけて出来上がりです

ドイツでは小さなパンやポテトフライがつきますが,少々ジャンクフードなので主に根菜類をオーブンで焼いたものをつけ合わせました。じゃがいも,さつまいも,蓮根,かぼちゃを一口大に切り,オリーブオイルと塩胡椒をまぶして,アルミホイルを敷いた天板にのせ,250度のオーブンで20分ほど焼いています。

自らドブに捨ててしまったような4万円,クレジットカードのキャッシングでおろしていたので,帰国してからの4ヶ月間,毎月1万円ずつリボ払いで消えて行きました。カードの明細を見ながらうらめしや〜と過ごしたおかげか,その後は大きなトラブルに遭ったことはありません。授業料とはよくいったものです。

投稿日:2007年10月24日


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●太五郎(だいごろう)
お料理大好き30代日本男児。旅で食べ回り、家でも男の料理を楽しむ。日本の家庭料理(煮物や洋食等々いわゆるお母さん的なもの)やヨーロッパのローカルな家庭料理(特にポルトガルやギリシア料理が好き)が得意!

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